村居孝美
KENSHIRO-225 開発者の村居孝美です。
売買システムを作る
単純に言えば、
どんな条件になったら
(今日の日経が上がって終わったら等)
いつ売買するのか
(明日の寄付きで買って引けで決済等)
といった売買ルール、
そしてその集合体を作ることですが、
今日はこのシステム作りにおいて念頭に置くべき考え方についてを、
少しお話してみましょう。
売買システムを作る心構え?
まず、作り始める前の心構えから。
- 利益を上げることだけに注目しない
- 自分に合っているかどうかを重視する
- システム全体のバランスを見る
(個々の手法は問題ではない)
特に③が意識できているかどうかは重要です。
個々の手法は問題ではない
まず、どんな手法であっても、苦手なタイミングはあります。
そういった局面では、売買サインが出ない(お休み)、または、サインが出てもマイナスの結果になることがあります。
そのこと自体に問題はありません。
大事なのは、そのような局面で活躍する、他の手法を持っているかです。
利益を上げることだけに注目してしまうと
勝てるかどうかばかり意識すると、バランスが悪くなる場合があります。
同じ局面で活躍するロジックを複数持ったとします。
利益が出る時には大きな利益になるでしょう。
ただ、「勝てない局面」は必ずあります。
これが重なることが大きな問題になります。
なぜなら、人が受けるリスクに対するダメージは、想像の数倍大きいからです。
そのリスクは自分に合っているか?
仮に100万円から運用をスタートしたとしましょう。
あなたが100万円のうち、耐えれるリスクはいくらでしょうか?
- 10万円の損失
- 20万円の損失
- 30万円の損失
- 50万円の損失
採用すべきではない手法
システムを作る前に、まず自分が耐えられるリスクを考えましょう。
システムトレードでは、過去のリスクの結果を明確に確認できます。
そのリスクが、自分が許容できるリスクと合っているかどうか。
もし合っていないならば、どんなに利益を上げられる手法であっても、「採用すべきではない」ということです。
継続できなければ意味がない
なぜなら、どんなに勝てる手法でも利益を積み上げるまでには時間がかかります。
毎回勝つ手法はどこにもありません。
利益を確保するまでの「一時的な損失」はどんな手法にもあります。
それが、耐えれなければ、継続できずにリタイアとなる訳です。
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