村居孝美
KENSHIRO-225 開発者の村居孝美です。
今日は、どうしても抜け出せない、感情トレードの罠についてお話します。
これは、90%の人が陥ると言われているパターンですが、時代が変わった今でも、いまだに同じことが繰り返されています。
まずは、よくある感情トレードの例からご紹介しましょう。
こんなことないですか?
- よし!買いだ!
↓(下落) - しまった!買いは損切りして、売りに切り替えだ!
↓(さらに下落) - 成功だ、、ただ、まだ損切り分のモトが取れていない。
もう少し下がったら利益確定しよう。
↓(上昇) - くそー!決済しておけばよかった!
仕方ないからトントンで手放して、今度こそ買いだ!
↓(下落) - ウソだろ!慌てずにそのまま持っていればよかった!
今度こそもう上がらない!やけくそで損切りだ!
↓(上昇) - 全部裏目に出ている、、もう相場は見たくもない、、、
まともな判断ができなくなる
上記の例でいくと、おそらく冷静に行動できたのは①のみでしょう。
分析した結果、買いと判断してエントリーした。
しかし、思惑と違った為、慌てて②で損切りをした。
その後は、②の損失を取り戻す為に、勘だけで判断を繰り返す。
おそらく、分析をしたとしても、取り戻したいというフィルタが掛かっているので、まともな判断ができなくなっている状態だと思います。
なぜ感情的な売買を繰り返す?
なぜ、そうなってしまうのでしょうか?
分析するとこうです。
- 自分の許容範囲のリスクや期間を超えてしまっている
↓ - 許容範囲を超えると精神的に耐えられない
↓ - すぐにその状況から脱したい
↓ - 感情的な売買で一発逆転を狙う
こうなってくると、トレードでは、強靭なメンタルを持っていないと勝てない。
言い換えれば、メンタルを強化すれば勝てると思うようになる。
という思い込みです。
最大の間違いは?
結局のところ、このような間違いの根源は、
・手法をまねれば、すぐに利益が上がる前提で売買をしている
という考え方です。
「確実に利益を手に入れたい」
「すぐに儲かる銘柄はないか」
というウォンツは、損失の大きさと比例して増大します。
そうやって、負のスパイラルに陥っていくという訳です。
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