【資料有】日経225先物に先入観がある人へ

村居孝美

KENSHIRO-225 開発者の村居孝美です。

この仕事をしていて、一番「残念」だなぁ、、と思うことは、日経225先物取引に対して、良くない先入観がある人が未だに多いということです。

個人的に、日経225先物ほど売買しやすく、システムトレードに向いている市場はないと思っているので、

先入観が邪魔をして新しい方法にトライできないでいる人をみると、「勿体ないなぁ、、、」と感じてしまいます。

では、具体的にその理由を解説していきます。

日経225先物をやりたくない理由

なぜ、日経225先物を敬遠してしまうのか、その理由を聞くと、下記のような理由がほとんどです。

  • 「先物取引」というとギャンブル的なイメージが強い
  • 「大きく損をする」というイメージが強い
  • しくみがよく分からない

確かに、あまりいいイメージがないものや、よく分からないものに、敢えて時間を割きたくないという気持ちは分かります。

ただ、それを上回るメリットも多いので、上記について一つずつ解説したいと思います。

商品先物取引と混同しがち

先物取引といえば、
金やトウモロコシといった商品先物を連想するのが一般的なようですが、日経225先物取引は、指数先物取引なので商品先物とは別になります。

どちらも証拠金取引なので、自己資金以上の売買を行うことができますが、商品先物は25~45倍程で、日経225先物の20倍前後と比較すると、かなりの高レバレッジとなります。

また、商品先物市場は値動きも荒い傾向がある為、

  • レバレッジが高すぎる
  • 値動きが荒い

ということから、素人が下手に手を出すと大負けするという、ギャンブル的なイメージが強いのだと思います。

日経225先物は、日経平均株価に連動している為、商品先物取引程の値動きが頻繁に起こることはありません。

日経225先物のレバレッジってどれくらい?

日経225先物取引の場合は、仮に日経225mini先物であれば、

現在の相場状況だと280万円分の売買をするのに、必要証拠金は14万円程度です。
(2022年7月末現在)

つまり、自己資金の20倍の取引ができるという訳です。

株式取引でいうところの、「信用取引」も証拠金取引になりますが、こちらは、売買したい金額の1/3の自己資金が必要です。

実際の値動きとリスクの額

日経225先物の値動き幅は、日経平均株価と連動しているので、あまり値動きが無かった日であれば50円前後、今日は動いたなという日でも500円前後くらいですよね。

ミニ1枚で運用した場合、50円=5,000円の値幅なので、1日の損益の感覚としては、大きく動いた日でもミニ1枚であれば50,000円くらいです。

もちろん、それ以上の値動きになることもありますが、50,000円の損失が精神的にキツイという場合は、ロスカットを付けておけばそれ以上に損失を被ることはありません。

仮に250円のロスカットを付ければ、25,000円の損失ということになります。

リスクについての考え方は、もう少し説明が必要ですが、それについては別の機会に改めて解説したいと思います。

日経225先物のしくみ

日経225先物にはラージとミニがあり、ラージはミニの10倍の取引となります。

ただ、個人投資家が売買しやすいのはミニのほうなので、今回はミニに焦点を当てて、通常の株式取引と違うところを、簡単にまとめてみました。

  1. 取引単位は1枚
  2. 呼び値は5円(500円ずつ動く)
  3. 1枚売買するのに必要な証拠金は変動する
    (相場全体の値動きが小さい時は10万円以下、値動きが大きい時は20万円前後)
  4. 下がっている時に利益を出すこともできる
  5. 決まった月の第2金曜日(SQ日)に清算される。
    (この日までであれば、通常の株式取引と同じく、いつでも売ったり買ったりできる)
  6. 日中市場(8:45~15:15)とナイト市場(16:30~6:00)がある

最初は難しく考えがちですが、ネットで株取引をしたことがある人ならば、抵抗なくコツを掴めると思います。

むしろ、銘柄をあれこれ探す必要がないので、単純で分かりやすい市場であることに驚くことでしょう。

参考資料

しくみをもっと知りたい方は、こちらを参考にしてください。