「正しい負けトレード」って?

村居孝美

KENSHIRO-225 開発者の村居孝美です。

何でもそうですが

「負ける」

って嫌ですよね。

投資経験がある方なら例外なく負けたことがあると思います。

今日は、そんな負けの中にも

「正しい」

があるというお話です。

正しく負ける

当然ながら、私も負けトレードは経験しています。
その数は大小数えきれないくらいの数です。

皆さんの中には、

「もう負けたくない」
「失敗したくない」

と強く思っている方もいるかもしれません。

しかし、トレードでメンタルは本当に重要です。

「負けたくない」という気持ちが強いと冷静さを失います。
結果、大負けするという話は本当によく聞きます。

システムトレードも例外ではありません。
そうならないために、お伝えすべきことがあります。

それが「正しい負けトレードをする」ということです。

目標は勝つではなくルールを守る

システムトレードは長期的にプラス収益に持っていくのが大前提です。
勝ったり負けたりしながら多くの売買を繰り返した結果、プラスになればいいわけです。

ですから、必ず負けることは想定内です。
負けたとしても大事なことは「ルールを守って売買する」ことです。
もちろん、勝ちトレードでも同様です。

損益にまどわされてつい、、、

例えば、検証の結果から、損切りが「300円」のロジックを作りました。
そしたら、きちんと300円で損切りし続けることです。

しかし、実売買してみたら損失が怖くなってしまった。
ということで、慌てて100円で損切りしたとします。

その1回の負けは、200円分の損失を免れることができます。
でも冷静になって、損切り100円で検証してみると、実は良い成績にはならない。

事前に検証して「300円」が良いと判断した。
納得して、300円の設定で売買しようと決めたはずなんだけど…。

当たり前といえば当たり前なのに、ついつい変更してしまう。
というお話はよく聞きます。

逆に、利益確定「300円」に設定していた。
しかし、実売買してみたらもっと利益が出せると思った。
300円の利益確定を取り消して400円に変更…

これも同じことが言えますね。
長期的に得られる利益は減ってしまう可能性が高いのです。

ルールを守って負けることが大事

そもそも、決めたルールと違うことをしたら、それはもはや裁量トレードです。

もしあなたが今までトレードで苦労した経験があるなら、頭では理解していることでしょう。

そのようなやり方は、何回かは運よく利益が増えたとしても、そのうちにドカンとやられる。。。というのも何となく想像がつきますよね。

『ルールを破って勝つより、ルールを守って負ける方が大事。』

肝に銘じてトレードすることが大切です。