村居孝美
KENSHIRO-225 開発者の村居孝美です。
KENSHIRO-225を使ったシステムトレードでは
複数のロジックを組み合わせてリスクを抑えた運用ができます。
得意な場面が異なるロジックを組み合わせて互いに苦手を補い、得意は延ばす。
このお話をするとちょっと勘違いしてしまう方がいらっしゃるかもしれないので
今日はそこをお話します。
それは複数のロジックを組み合わせる前提として
「勝てる」戦略じゃなきゃだめですよ。
ということです。
得意な部分が異なるロジックを
勝てる戦略とは、損益グラフが「右肩上り」になる戦略です。
長期的な運用でもこの状態であることが望ましいです。
ロジックは長期で右肩上がりでも、クローズアップするとどうでしょう。
多かれ少なかれ、成績が落ち込む時期はあると思います。
その部分を、得意な部分が異なる別のロジックで補うのです。
当然ですが…
損益グラフが、右肩上りではない場合はどうでしょう。
勝ったり負けたりを繰り返して、長期的に見ても横ばい。
そういったロジックがいくつかあったとします。
これらを組合せたとしても、「右肩上り」にはなりません。
(補いあってグラフの凹凸は小さくなるかもしれませんが)
ましてや「右肩下り」のロジックなら?
組み合わせても右肩下りにしかなりませんよね。
繰り返しになりますが、システムトレードはあくまでも「勝てる戦略を組み合わせる」ことが大前提です。
大事なのは数ではなくバランス
また、ちょっと発展したお話になりますが、大事なのは数ではありません。
ロジック数は多ければ多いほど良いということではないのです。
ロジックの数が多いと、お互いがバランスよく補い合っている時は、損益もどんどん増えます。
しかし、調子が悪い時期が重なると損失も大きくなります。
まずはペアで観察してみよう
初めて間もない場合は「売り」と「買い」1対から始めてみてください。
それぞれのロジックが強い局面、弱い局面が分かると思います。
かつ互いにどのように補い合っているのかも分かります。
そのあたりをじっくり観察してみてください。
そのことで、システムトレードの上達が早くなるかもしれません。