レバレッジ取引のリスクと必要な資金の大きさ

村居孝美

KENSHIRO-225 開発者の村居孝美です。

日経225先物のようなレバレッジ取引では、
自己資金以上の取引を行うことができる為、大きな利益を狙うこともできますが、
逆に大きな損失を可能性もあります。

今日は、リスクに対する考え方についてのお話です。

レバレッジについて考えてみる

日経225先物は、証拠金取引である為、自己資金以上の売買を行うことができます。

株式取引でいうところの、「信用取引」も証拠金取引になりますが、
こちらは、売買したい金額の1/3の自己資金が必要です。

日経225先物取引の場合は、仮に日経225mini先物であれば、
現在の相場状況だと280万円分の売買をするのに、必要証拠金は14万円程度です。
(2022年7月末現在)

つまり、自己資金の20倍の取引ができるという訳です。

レバレッジが高いことによる注意点

リスク回避の観点からみれば、レバレッジの高さは慎重に考える必要があります。

自己資金以上の売買ができることによって、
通常の取引に比べて利回りは各段に上げられる可能性もありますが、
言い換えれば、損失の大きさも同じくらい大きくなる可能性もあるということです。

当然、損失の額が自己資金を上回ってしまった場合、
「追証」といって証拠金を損失分追加しないといけなくなるケースも出てきます。

本当に怖いのか?

「自己資金以上に損をする」というと、確かに「怖い」という感情が沸いてきますが、
イメージだけが先行してしまっていないかを考えてみる必要があります。

システムトレードの最大のメリットは、
「過去にどれくらいのリスクがかかったのか」を明確に数値で確認できる、
ということです。

当然、未来にそれ以上のリスクがかからないことは保証されませんが、
それでも、目安があるのとないのとでは、心理的に大きな違いがあると思います。

どれくらいの資金が必要か?

日経225先物では、運用するのに必要な証拠金が相場状況によって決まりますが、
例えば、1単位(1枚)運用する為に必要な証拠金が14万円だった場合に、
14万円しか口座に入れずに運用するのは無謀です。

少しでも含み損になった場合、追証がかかります。

なので、一時的に含み損や損失になった場合でも、証拠金を維持して、
その後もトレードを続けられるだけの余裕資金を準備する必要があります。

余裕資金がいくら必要なのか?
については、色々な考え方がありますが、
最低でも「過去に大きく資金を失った時の金額」くらいは必要だと考えます。

システムトレードなら、
過去の結果からその金額がいくらなのかが明確に確認できるので、
必要資金を準備しやすいということなのです。

私の売買戦略を例にあげると…

例えば、下記は、私が作った2つの売買戦略を同時に運用した過去の結果です。

買い戦略と売り戦略の組み合わせなので、どちらか片方だけに比べると、
全体のバランスは良くなります。

注目して欲しいのは、運用していく中で、
「過去に大きく資金を失った時の金額」がいくらなのか、という部分です。

これは「最大DD(ドローダウン)」の金額で確認できます。

今回の結果で言うと、-119,558円と表示されています。

たまたま始めた時期が悪く、
スタートしてからすぐに最大ドローダウン付近まで資金が減ってしまったとしても、
必要証拠金の150,000円を割り込まずに、その後もトレードを続けることができる金額、

つまり119,558円と150,000円を足した金額の269,558円が、
最低でも準備しておいたほうが良い金額ということになります。

当然、最大ドローダウンは更新される可能性もありますし、
必要証拠金の額もたまたま想定より大きい時期がくることもありますから、
そのあたりも想定内にした上で、資金を準備する必要はあります。