村居孝美
KENSHIRO-225 開発者の村居孝美です。
今日は、寄り引けトレードのメリットについてお話をしたいと思います。
というのも、
寄り付きでエントリーした後に、引けまで持てないからという感情的な理由で、分足データを使った売買ルールのような、
「もっと短期的売買がいい」
という選択をしてしまう人が、後を絶たないからです。
ただ、、、
誤解しないでください。
超短期的な売買でシストレをするのが悪い、といっている訳ではありません。
そのエッジを捉えるシステムで勝てるなら、それもアリでしょう。
しかし、私が知る限り、短期的な売買であるほど、多くのスキルと労力が求められます。
素人に有利な方法か?
私が思うには、そんなに難しいトレードをしなくてもよいのではないか。
年利回りが60%とか100%狙えるやり方なら、それで充分ではないかと。
私が海外でお会いしたプロトレーダーは、私にこう言いました。
「個人が短い時間枠での売買を仕掛けてきたら、もはやカモでしかない」
プロによる価格操作
事実、流動性が少ない時を狙って、短期筋が何やら仕掛けてくる話をよく聞きますよね。
流動性というのは、市場で取引されている量のことを言います。
取引量が少ないと、少しの売買で大きく値が動いてしまいます。
それを逆用して、短期筋がわざと量のある取引を仕掛けて、「価格を動かしてくる」ことが、あるんです。
罠に陥る時間帯
つまり、流動性の多くない時間帯では、そのような短期筋が動くと、あなたが勝ったら下がり、売ったら上がる現象が起きやすいのです。
そして、それに耐えられなくなって、損失を出してしまう・・・
という「罠」に陥りやすいというわけなんです。
プロが大暴れできないタイミングがベスト
しかし、寄り付きや引けの時間は、最も流動性が大きいタイミングです。
このタイミングは、一日のうちでもっとも多くの取引がされるので、短期筋が大暴れすることができません。
ですから、安定した売買が可能なんですね。
暴落が起きたら?
さらに、流動性が高いということは、大きな枚数で取引しても価格が動きづらいので、大きな資金での運用もやりやすいというメリットもあります。
でも、こういう反論もあるでしょう。
「もし終値までに、暴落が起きたら、どうするんだ」
もっともです。
私も実は、それは毎回不安です。
安心してください
トレード経験が長い人ほど、暴落で痛い思いをした経験を持っているかと思います。
でも、安心してください。
そのリスクに対処するために、私は、自分が使っている多くの手法で「ロスカット」の条件を入れるようにしています。
ロスカットや利益確定の条件付きの売買ルール
私が使っているシステムトレードソフト「KENSHIRO-225」では、ロスカットや利益確定の条件が入れられるようになっているので、
「●●円より下がったら、ロスカット」
もしくは、
「●●円より上がったら利益確定」
という条件での、売買ロジックも作ることができます。
寄り引けトレードのメリットを最大限に
これを活用することで、突然の暴落に対処できるようにリスクを限定した、運用が可能になります。
ロスカット条件を入れたうえで優位性のある売買ルールを作成すれば、寄り引けトレードのメリットを、存分に享受した運用ができるという訳です。